その後のalfa 159 TI
2.2直4 JTSエンジンも、アルファサウンドで気持ち良く回せるエンジンで、大柄のボディーサイズの割りには、鋭い走りは健在で気分爽快でした。内装も147・GTとは異なり、オーディオ・エアコンスイッチ周りが垂直ではなく、シフトベースまでなだらかに傾斜し、尚且つ、ドライバーに視認しやすい様に、運転席に向けて角度が付けられており、扱いやすくなっておりました。
ただ、大柄のボディーサイズゆえ、気を使いながら運転するようにもなっていったのは事実でした。徐々に、普段乗りをせずに、休日・又は行事のある時以外は運転しなくなっていきました。スポーツワゴンという事で、そのままトランクに荷物が入ると思いきや、ゴルフバックは、後席のシート倒さなければ入りませんでした。セダンは、トランクにそのまま横置きできたみたいですけど…当時ゴルフにも夢中だった筆者。 スコアの方は、調子良ければ80台中盤ってとこでしたけど。
普段乗りは少なくなりましたが、乗ったときは全開とまで行かなくても、走りを満喫しておりました。（アルファサウンドはやっぱ最高だ！）と思いながら。
家に置いとく事が多くなった、My 159TIですが、汚れたら洗車しピカピカに磨いて、眺めているだけでも満足でした。（車は乗らなきゃ損なのに!）と心の中で思いながらも。維持している事にステータスを感じていくようになっておりました。
しかし、この159TIとも別れの時が迫っていたのであります。
alfa 159 TI との別れ
（＊別れの日、自宅前にて撮影）
実は、筆者は会社を経営しておりましたが、2011年の東日本大震災以降業績が落ち始め、2016年7月に会社の経営に終止符を打ちました。事前の、この年の5月に、159TIは売却しておりました。悲しい別れでした。売却する日が近づくにつれ、酒で寂しさを紛らわし、おまけに、涙まで流していました。売却前日は、最後なので隅々ピカピカに磨いて、別れを惜しんでいました。売却した当日は、年甲斐もなく号泣しました。維持期間、約6年半と走行距離、僅か15,000キロでした。（もっと走らせてやりたかった！）
しかし、いつまでも悲しんでばかりいられません。その後、筆者には試練が待ってましたから。もちろん、家族もおりましたし。いつかまた、新車は無理でもアルファロメオに乗れる日がやって来ると自分に言い聞かせ、その後の試練に立ち向かう事にしました。（アルファよ、思い出をありがとう！）と。
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